社内ニートが巡る全国旅日記

今にも会社クビになりそうな超ド底辺社畜ニートがいろんなとこ巡ってます

ぜひとも七不思議を探してもらいたい 高岡の「勝興寺」に行ってきたっぺ(^▽^)/

やって来ました高岡の勝興寺。室町時代に建立された浄土真宗系のお寺なのだ

地元の人の間では「ふるこはん」の名で親しまれている

 

 

 

私はこの前の広い駐車場に車を止めたんだけど....

 

 

門衛のおっちゃんに「中まで入ってええんやで」ってこの中まで入っていけるんかw

 

 

 

 

境内に入るのは無料

ここはなんとつい最近まで...

 

 

23年間も工事がおこなわれていた(゜o゜;

 

 

1998年に工事が開始されて2021年4月13日に無事に竣工式が執りおこなわれた。

工事期間中は補修協力金ということで300円徴収されていたのだ(のちに500円に上げられた)

 

 

勝興寺っていちおうお寺ということになっていているが実は戦国時代は瑞泉寺と並んで越中一向一揆の中心勢力だったのでお城のような作りになっている。残念ながら1581年に焼き討ちされているのだ

 

 

 

入口はまるでお城の櫓のようなものがあり、あえて防御を意識した造りになっている。

 

この寺は1471年、蓮如が創建した土山御坊が起源とされている。その後に南砺市高窪へいったん移転したものの1517年佐渡順徳天皇御願寺勝興寺を再興して寺号をそのまま「勝興寺」 としたそうだよ。

1584年に現在の場所へ移転し現在へ至る

 

 

 

お寺の周囲にはこのような堀のようなものがめぐらされている。お城ほど大規模なものじゃないんだけど防御を考えて作られたのだろうか

 

 

 

そしてこのお寺のもっとも有名なのは「勝興寺の七不思議」なのである。広い境内にこの7つの不思議が隠されておりそれを見つけるために訪れる観光客も多いそうだ

  1. 実ならずの銀杏
  2. 天から降った石
  3. 水の枯れない池
  4. 屋根を支える猿
  5. 魔除けの柱
  6. 雲龍の硯
  7. 三葉の松

 

 

 

ここの境内はめちゃくちゃ広いで、約3万平米の広さに12棟の建物があってしかもすべてが

 

 

最近全部国宝認定されました(^^;

 

 

 

ちなみに本堂はめちゃくちゃでかいです

京都の西本願寺をかなり意識して造られているのでかなり重厚な木組み構造がすばらしい

 

 

そして境内に入って早速一発目の七不思議に遭遇

 

1.【天から降った石】

この石の言われは200年ほど前はもともと国分の浜というところに落ちてきたそうだよw

 

 

そしてこの石の特徴は石をたたくと金属音がする

この上に置いてあった小石で叩いてみましたが...金属音かと言われると

 

 

ぶっちゃけ微妙です(;^_^A

 

 

 

 

そしてその前にはすぐに

 

 

 

2.【実ならずの銀杏】

昔子どもたちがここの銀杏の実を採ろうとして木に登り、落っこちて大怪我をしたり、実の取り合いでケンカが起こったため住職が今後起こらないようにと読経したところ、翌年からは一粒の実もつけなくなった

 

 

冒頭で七不思議を見つけると申しておりましたが、先に結論を申し上げると

 

【屋根を支える猿】以外は超楽勝っす

 

 

そしていよいよ本堂内に突入です

 

 

ここでスリッパに履き替えて本堂の中に入るのだ

 

 

 

 

 

富山屈指の古刹であり国宝に指定されたにもかかわらず観光客がほとんどいない。まぁそれはそれで個人的には都合がいい

 

 

 

そして内部は広い!

(写真では分かりずらいと思うけど)

 

 

内部の椅子は青で統一されておりうちわまで常備されている

 

 

何トンあるのか分からんくらい巨大な構造物が吊るされている地震の時に落っこちてきたら即死

 

 

 

そしてこの本堂内に

 

3. 【魔除けの柱】

本堂南側の外廊に1本だけあります。本堂はほぼすべてケヤキの木が用いられているがこの1本の柱だけは桜が使われている

 

 

さすが重要文化財だけあっていたるところに監視カメラが設置されている

 

 

 

4.【水の涸れない池】

ここも本堂の西側にある池でよほどのことがない限り見つけることが可能、勝興寺が火災の際はその龍が水を吹き放って火を消したと言われている。

それ以来、この池はどのような干ばつのときでも水が枯れることはないそうだ

 

 

 

濁ってて汚ねぇ池だったよw

 

 

 

 

 

 

そして最難関の

 

5. 【屋根を支える猿】

本堂の4隅上部で屋根を支えているような格好をした猿がいるんだけどおわかりになるでしょうか?

 

 

この赤丸の部分(;^_^A

超望遠レンズがあればよかったんだけど仕方がないのでスマホのズーム倍率一番高くして撮ったらめちゃくちゃ画質悪くなった

 

言い伝えによると重たい屋根をしたの柱が支えきれずに曲がってしまった猿の力を借りて本堂の屋根を支えているそうだよ

ちなみに長年猿だと思われていたこの不思議な生き物は実はふんどしをつけた「天邪鬼(あまのじゃく)」だと判明

 

あまのじゃくは故意に人の意思にさからう性質があるため重力に逆らうという意味で建物の屋根を頑丈に支えてくれるらしいです

 

 

 

6. 【三葉の松】

これも中庭にあって簡単に見つけられる。葉を3枚だけつける珍しい松の木。とはいっても今では見つけられるのは稀で見つけると極楽往生できるといわれている。

 

 

 

和歌山県高野山奥の院にやはり3枚葉の松があるようですが現在ではかなり珍しい品種のようだよ

 

 

 

すげえ数のまつぼっくり

 

 

 

侵入禁止の立て札って何?

 

 

と思ったらこの日は工芸展をやっておったよ

 

 

これがいちおうアート(芸術)だそうだよw

俺にはさっぱり分からんが...

 

 

中に入ろうかと思ったが有料とのことでやめておいた。興味もないしね

 

 

ということで高岡の「勝興寺」へ行ってきたのですが帰宅して写真整理していたらとんでもないチョンボが発覚!

 

 

七不思議の1つ

 

雲龍の硯】見つけるの忘れた(´;ω;`)ウゥゥ

本堂内の寺宝展示コーナーにあったはずだったんだけどとんだ失態でした

これは本願寺蓮如上人の愛用の硯だったとされ、上人が使われる時だけ自然と水が出たとの伝えがあるられています。