日本でも石油が採れるということはご存知だろうか、年間の日本国内の消費量に占める割合はほんとうに微々たるものだろうけど現在も細々と採掘がすすめられているのだ。
本日は現役ではないけど過去に油田から原油を採掘していたあとの一つである「新潟石油産業遺産群」に行ってきた
大きい恐竜のたてもの
この広い駐車場に車を止めてから施設に入るのだ。ちなみに駐車料金は無料だよ
石油文化遺産周遊コース、見た瞬間に全部見るには終日かかることを実感
里山ビジターセンター、要は地元の特産品とかが売ってる販売所ですね
大きいやぐらを建っていた。ここが石油産業の跡地であることを実感する
道路を渡って石油の世界館というところに入ってみる。ここは入場料が無料なのであとでがっかりする恐れがなく気兼ねなく入れるんだよ
内部はこんなに感じ、来場客の客層は圧倒的に家族連れが多い、次に老夫婦
日本の石油は国内の消費量の約99.7%を海外からの輸入に頼っている。国内でどんなににがんばっても0.3%、その輸入先の大部分は今も昔も変わらず中東地域である
重い原油と軽い原油? 原油には軽質原油と重質原油というのがあるらしく前者ガソリンや軽油といった成分を多く含むもの、後者重油やアスファルトを多く含むものらしい
ちなみに自分の血液を原油に例えるとどろりとしている重質油だろうな。API比重という尺度があって30よりも低いものが軽質油、34よりも大きいものが重質油。ちなみに軽質油のほうが価格が高いそうだよ
まわしてみたけど違いがわかんねぇw
北海油田で有名な洋上油田、現在中国もいろんなところで堀りまくってるけど日本も新潟沖でも試掘しているみたい
油田を掘り当てるためのドリルピットというもの
日本の石油開発事業1871 (明治4年)長野市善光寺で綱式掘削機を使って石油井を掘ったのが始まりだそうだよ。
上総堀りというのはもとは井戸を掘る技術だったらしいんだけど、人力だけで500m以上の採掘が可能だそうだ。現在でも発展途上国の井戸掘りなどで活躍しているそうだよ
昔の油井の集落の模型
日本で本格的に原油の採掘が開始されたのは1888年に新潟県に「有限責任日本石油会社」が最初である。同時期には「宝田石油株式会社」という会社も設立され、日本の石油市場を二分する存在となった
昔の人はこんな服着て仕事してたんだね
同綱、今でいう安全ベルト
これが1バーレル、この樽1つが約160リットルなのだ
石油の歴史から精製まで学べる場所、興味ある方はおすすめでしょう