平戸屈指の殉教の地「ウワシキの森」に行ってきた
平戸4回目の訪問でやっと来ることができました。平戸市「切支丹資料館」、ここは禁教時代の隠れキリシタンの祭具、マリア観音や高札、踏み絵などが展示されている資料館。
1982年(昭和57年)にオープンした隠れキリシタン関連の施設ではかなり古い
せっかくやってきたのであるがまったく人の気配がない。今日は閉館日だったかと思ったけど、入口の受付におばちゃんがおった。いちおう開いているようだ
入館料は大人200円と非常に安い。チケット買おうかと思ったら資料館のおばちゃんがカメラ掲げた私を見て
「館内撮影禁止だから...」
じゃあせめて入り口の部分だけでも1枚撮らせてもらえませんか?
「ダメダメダメもうここは敷地内だから....」
館内へ入る気力が一気に失せて、そそくさと退散。前置きは長くなりましたが切支丹資料館おとなりの「ウワシキの森」にやってきた。ここも知る人ぞ知る隠れキリシタンの殉教の地だよ
ウシワキとは「大石脇(おおいしわき)」という地名が方言でなまったもの
森の中へ入っていく、小さい森なのですぐに帰ってこれるのだ。この地の権力者であった「おろくにん様」一同が婿養子の告発によって隠れキリシタンであることが発覚、幕府の取り調べの上近くの根獅子の浜の昇天石の上で殉教。その遺体がここに葬られている
「おろくにん」とは6人との意味あって両親と3人の娘、そしてその中にはまだお腹の中にいた赤ん坊も入っているそうだよ
2008年の発掘調査ではこの中から3基のキリシタン遺構が発見された。そしてその中には人骨も見つかっている
それでは「おろくにん様」一家が処刑された根獅子の浜の昇天石へ行ってみることにしよう