慶州の半月城・石氷庫(パヌゥオルソン・ソッピンゴ)はただの山だったっぺ
とにかく慶州の歴史公園はきれいに整備されていてとても気持ちのいいもんだよ
半月城の前にやっと到着や、入り口はいろんなみやげもの屋が軒をならべていたけれども夕刻で店じまいを始めておった
こんな坂を上っていく、そんなに高い山じゃないのですぐ頂上や。もちろん入場料なんかとられない
山の周りはこんな堀が作られておったよ
ここ半月城(パノォルソン)っていうのは昔の新羅時代(西暦100年)の城がここにあったということで935年に新羅が高麗に征服されるまでここに新羅の王が暮らしておったそうだよ。
現在発掘作業がおこなわれている。半月の名前の由来はここが半月の形状に築かれているからで周囲は2.5kmにもおよぶ典型的な山城である。残念なことに今はただの山で何も残っていないのだ。
新羅があった頃の朝鮮半島ってその他、百済、高句麗って国があって(三国時代)中でも朝鮮半島北部の高句麗って国が最強で新羅は今にも滅ぼされそうになっておったそうだよ。
当時の新羅は高句麗に対抗しようとしたんだけど到底国力に差がありすぎる。そこで当時の唐(中国)と同盟を結んだのだ。当時の唐にとっても高句麗は脅威であり背後から牽制してくれるくれる新羅はありがたかったのだ。
そしてその8年後の668年に高句麗を滅亡させ新羅は朝鮮半島を統一した初めての国になるのだ
せっかく朝鮮半島を統一した新羅だけれども内乱や腐敗、王位継承による混乱によって急速に国力を失っていく。
そして200年ちょっとでまた朝鮮半島再分裂や
この3つどもえの争いを制したのは高麗や、新羅は滅ぼされたというより併合されたとうほうが正しいかも。こうやって新羅の王朝は終わったのだ
この城のすぐとなりに朝鮮時代の天然冷蔵庫がある。日本でも昔は氷は貴重な存在で富士山から江戸まで持ってきたなんて言われているよね。
天井には換気口があった
入り口に立っただけでも中からひんやりとした空気が感じられれた
内部はこんな感じ、ここの天然冷蔵庫は冬の間にここに水を張って氷にしといて夏はできるだけ長く低温を保って保管したらしいね。奥に行くほど傾斜していて溶けた水を排出できるようにしてるらしいよ。